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より引用
亜鉛はもっとも良くあるミネラルの1つですが、非常に効果的な抗アンドロゲン物質であることはあまり知られていません。
抗アンドロゲン物質はある特定の種類の男性ホルモンの効果を抑制する物質です。脱毛症の治療には特に重要な物です。研究では、亜鉛が高い濃度で用いられたとき、酵素である5-αリダクターゼの活動を阻害することによって
DHT(ジヒドロテストステロン)を減少する、あるいは排除さえすることが示されています。DHT は男性型脱毛症の主な原因であることを知られていますが、それは男性ホルモンテストステロンの派生物であって、酵素5-αリダクターゼが介在して形成されます。研究では毛包内の5-αリダクターゼの介在とDHTが脱毛症の一大要因であることが分かっています。
亜鉛は DHTによってもたらされる皮膚の過剰皮脂分泌を除くことが出来るのでニキビなどの座瘡の治療にはすでに広く使われていますが、この過剰な皮脂分泌がまた脱毛症の原因の1つでもあると信じられれています。
DHTとコレステロールが過剰な皮脂の蓄積を招き、それが最終的に毛包を詰まらせるのだとする理論もあります。座瘡に亜鉛を塗布して治療するのと同じように、亜鉛も頭皮の余分な皮脂蓄積を取り除くことにより脱毛症治療に用いることが出来ます。
しかしながら、亜鉛が効果的な5-αリダクターゼ阻害剤として作用するためにはビタミンB6 と一緒に用いられるべきです。
脱毛症治療についての亜鉛の科学的研究というのは極めて少数しかありません。その理由は亜鉛は製薬会社にとって研究投資の価値がないからです。というのも亜鉛は一般に入手できるミネラルであるので、製薬会社が脱毛症治療の化合物として特許を取ることは事実上不可能だからです。
プロペシアやプロスカー(すなわちフィナステリド)など他の 5-αリダクターゼ阻害剤と比べ、亜鉛はミネラルであり、副作用がないのでずっと安全です。ミノキシジルのような他の毛成長刺激剤と合わせて亜鉛を使うことは完全に安全です。同じ5-αリダクターゼ阻害剤でも、フィナステリドは、性衝動を喪失させたり、もし女性によって使われたなら、奇形を引き起こすかもしれません。
亜鉛は経口摂取だけよりも塗布したほうが脱毛症治療では恐らく効果が高くなります。
研究では座瘡に悩む人たちは、血中では亜鉛のレベルは正常であっても、皮膚では亜鉛は欠損傾向にあることが分かっています。
もちろん、最大の効果を得るには経口・経皮の両者を組み合わせることがもっと良いかもしれません。
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